初心者のためのダイビング基礎用語


圧外傷


意味的には三種類の気体の混合ガスをさすが、ダイビングにおいては通常はヘリウム(Helium)-窒素(Nitrogen)-酸素(Oxygen)の混合気体を指す。 酸素中毒の危険性回避を目的としてヘリウムを混入させ空気中に21%含まれる酸素分圧をさらに下げることにより、空気では酸素中毒を起こしてしまう56m以深へのダイビングに用いられる。 レジャーダイビングでは、100mを最大水深とする。 トライミックスの表記としては、例えば酸素10%、ヘリウム50%、窒素40%の場合は「トライミックス10/50」と記述される。 窒素酔いの低減を目的としてヘリウムを混入させたトライミックスは、トリオックスとも呼び40m以深への潜水用呼吸ガスとして用いられる。 ヘリウムはその分子量が小さく、身体組織への吸収排出が窒素に比べて速いため、ガス中に含まれるヘリウム量に応じた特殊な減圧表が必要とされる。 酸素中毒の可能性を考慮して酸素を少なくした酸素/ヘリウムの混合比としている事が多く、浅瀬における酸素欠乏症を防止するためには、低深度用に少なくとももう1種の呼吸ガスを用意する必要がある。 ヘリウムガスの粘度が空気に比べてはるかに低いため、ヘリオックス中では声帯が高周波で振動してしまい、ヘリオックス呼吸中の声は甲高く聞き取りにくい、いわゆるドナルドダック・ボイスに変化する。 ヘリウムの熱伝導は空気に比べて高いため、体温が奪われて低体温症になる可能性が高まる。 ヘリウムが高価である。 痙攣を起こす高圧神経症候群を引き起こす可能性がある。(130m以深) などの理由で、現在のレジャー潜水には用いられない。これらの問題を低減するため、窒素酔いを生じさせない分圧0.25kPa程度以下の範囲でさらに窒素を混合した、いわゆるトライミックスも用いられる。 目的の潜水を終了し浮上する際に、様々な混合ガスや純酸素を用いて減圧を行う潜水を示す。 多くの場合、ナイトロックス(酸素50%以上のものを含む)や純酸素を併用して減圧を行う。 インスピレーション改テクニカルダイビングにおいて、装備する器材はトラブル時の置き換えや堅牢さなどの安全性とともに効率性が考慮される。 マニフォルド・ダブルタンクやサイドマウントなど二系統の呼吸源 バックプレート、ハーネスとブラダによる浮力調整装置(BC) キャニスタライトを用いた長時間照明器具、および非常時のバックアップ照明 リールやスプール、サーフェースマーカー(水上位置表示浮き)、リフトバック 幅が広く短いフィン(スクーバプロジェットフィンなど) これらの器材に、ケイブ、レック、ディープなど環境や目的に合わせて器材コンフィギュレーションを変更して使用する。 CCRリブリーザダイバー呼吸排気から二酸化炭素を取り除き、酸素を補って再利用する循環式呼吸装置のことで、よくあるスクーバタンクの代わりになるもの。 閉鎖式(CCR:Closed Circuit Rebreather)と、常時一定量(呼吸によって消費される酸素量の何倍かの酸素を含む)混合気体を供給し、余剰のガスは外部に放出する半閉鎖式(SCR:Semi-Closed Rebreather)がある。詳しくは、ダイビング器材を参照。 呼吸用のガス(通常は空気)をFX して携行するための容器である。日本語ではボンベと呼ばれることも多いが、英語ではtank(タンク)、bottle(ボトル:瓶)、ないしはシリンダー(cylinder:円筒)と呼ばれる。なお、酸素ボンベと呼ばれることが多いが、誤りであり、通常は一般的な大気と同じ成分の空気を用いる。 重量の軽いアルミニウム製のものが用いられた時期もあったが、現在ではスチール(鋼鉄)製のものが多く用いられている。内容積は6Lから15L程度で、日本では10Lのものが多い。充填圧力はかつては150気圧が標準であったが、現在は200気圧が標準的である。テクニカルダイビング用としては300気圧のものも一部用いられる。 高圧ガス保安法(旧・高圧ガス取締法)により、許可を受けた高圧ガス製造業者でなければタンクに空気などのガスを充填してはならない。またタンクには、有資格者による5年に1回の検査を実施し、SCUBAの文字を含む検査合格の刻印をする必要がある。 スクーバダイビングに使用する浮力調整装置で、Buoyancy(浮力) Compensator(補償装置)のアクロニムである。BCD(Buoyancy Control Device、ボイヤンシー・コントロール・デバイス)とも呼ぶ。本体となる空気袋と、身体に装着するためのハーネス、空気タンクから空気を送り込むための吸気弁、内部の空気を排出するための排気弁からなり、さらに通常は空気タンクを固定するためのハーネスと一体となっている。空気袋を背中側に設けたバックフロートタイプ、胸側に設けたホースカラータイプ、前後に設けたジャケットタイプ、ベストタイプなどに分類され、それぞれ一長一短がある。 スクーバダイバーの受ける浮力は、次の理由等により潜水中一定でない。すなわち スクーバダイバーが着用するウエットスーツなどは、多数の先物取引 を閉じ込めた生地からできており、周囲の圧力、すなわち水深の増加とともに、気泡が潰されて体積が減少する。すなわち、保護スーツを身に付けたダイバーの浮力は水深の増加とともに減少する。 スクーバダイビングに使用する空気タンクの重量は、中身の消費とともに変化し、例えば10Lのタンクを例に取ると、150気圧の空気を消費することで、その質量が約1.5kg変化する。すなわちこのタンクを身に付けたダイバーの潜水終了時の浮力は潜水開始時より1.5kgだけ増加する。 BCは、これらの要因による浮力の変化を相殺し、常に一定条件での潜水が可能になるようにするために使用される。すなわち、スクーバ・ダイバーはタンク内の空気の消費により増加すると見込まれる浮力を相殺するために過剰のウエイトを着用するとともに、潜水開始時にはBCに空気を送り込むことで過剰のウエイトをさらに相殺し、潜水中の空気の消費(タンクの浮力増加)とともにBCから空気を排気して浮力を減少させることで常に一定の浮力(通常、中性浮力と呼ばれる浮力0の状態)を得ることができる。同様に、水深の増加とともにBCに空気を送り込み、浮上とともにBC内の空気を排気することで、ウエットスーツの体積変化による浮力変化も相殺することができる。 BCはさらに、水面で休息する際や非常時のための救命胴衣的な役割も担っている。 近年あまり使われないダブルホースタンクに充填された高圧の呼吸ガスを呼吸に適した圧力まで減圧する装置である。通常1stステージ、2ndステージの2部分からなる。 1stステージ タンク内のガスを8-11気圧に減圧する部分である。大きく分けてスタンダードピストン、バランスピストン、バランスダイヤフラムの3形式があるが、いずれも基本原理としては、減圧後のガスが一定の圧力に達したときにバネにより開かれていた弁が閉じる構造になっている。一部のメーカーではダブルピストンやムービングオリフィスバランスなどの特殊な形式も採用されている。 2ndステージ 1stステージで減圧されたガスを呼吸に適した圧力まで減圧する部分である。ダイバーが息を吸うことで、内部の圧力が周囲の水圧よりも低くなったときに、テコの作用により弁が開く構造になっている。他のダイバーに空気を提供する必要が生じた場合に備え、予備の2ndステージ(オクトパスと称する)を携行する場合が多い。 残圧計 タンク内の利用可能な呼吸ガス量を把握するための圧力計である。 水深計 現在の水深を測定するための圧力計である。 ダイビングコンピュータ 時計型ダイビングコンピュータ水深の履歴から減圧の必要性、手順などを計算しダイバーに指示する電子機器である。略してダイコンとも言う。 ダイビングから上がった時、減圧症を防ぐため、体に溜まった窒素があとどれくらいで抜けるかを計算する必要がある。これまでにはダイブ・テーブルを利用して計算していたが、ダイビングコンピューターを利用すると、その計算の手間が省ける。

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